画像提供:東海新報社

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お知らせ

お知らせ
2020/01/17

令和2年 年頭のご挨拶

 令和2年になりました。明けましておめでとうございます。
 高田松原を守る会に、ご支援を寄せていただいている国内・国外の多くの皆様、いつもご支援いただき、本当にありがとうございます。
 平成18年3月、陸前高田市と高田松原を愛する市民のボランティアが一緒になって高田松原を守る会が発足して以来、高田松原を守る会は、江戸時代の松植栽の先人の遺志を大切にし、国立公園や国の名勝などに指定されている白砂青松の高田松原を守り育てる活動を進めてきました。
 陸前高田市民にとって高田松原は、子どもの頃から遠足や潮干狩りや海水浴などで慣れ親しんだところで、潤いや安らぎ、様々な思い出を与えてくれたとても大切なところでした。その高田松原が、平成23年3月11日の東日本大震災によって奇跡の一本松を残して壊滅してしまいました。悲しく残念で、大変なショックを受けた出来事でした。
 高田松原を守る会は陸前高田市の復興、陸前高田市の宝・名勝高田松原の再生を目指して平成23年11月から松苗畑つくり、松苗育てを始めました。平成27年8月には、「特定非営利活動法人 高田松原を守る会」としての登記を完了し、活動を続けています。
 また、岩手県や陸前高田市と連携し、支援してくださる多くの皆様のご協力を得て、平成29年から新しい高田松原に松苗植樹を開始し、これまでに約9,000本の松苗を植樹しました。
 平成31年1月から令和元年12月の1年間に、松苗畑や高田松原などで94回作業を行い、高田松原を守る会の会員は延べ458人、ボランティアの方々は延べ2,869人、合計で延べ3,327人の方々が、作業に参加してくださいました。特にも作業に参加していただいたボランティアの皆様、本当にありがとうございました。
 高田松原を守る会が、岩手県から認可されている松苗植樹本数は、10,000本です。令和2年の松苗植樹では、残りの約1,000本の松苗を植樹します。今年の高田松原の松苗植樹は、4月~5月にかけての日曜日に3回行います。植樹後の草取りや草刈り作業は、例年のように6月~10月にかけて、お盆期間を除く毎週日曜日に行います。
 東日本大震災前のような白砂青松の高田松原の再生には、約50年かかるといわれています。高田松原を守る会は、新しい会員の加入を促進し、今後も陸前高田市の復興、高田松原の再生を目指して頑張ります。
 国内・国外の多くの皆様、これからも高田松原を守る会へのご指導、ご支援をよろしくお願い致します。ご支援を寄せていただいている国内・国外の多くの皆様のご健勝、ご活躍を祈念し、年頭のご挨拶と致します。

      特定非営利活動法人 高田松原を守る会
      理事長 鈴木善久

 

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