高田松原を守る会について
代表挨拶
理事長・千田勝治
高田松原を守る会会員のみなさま、そして全国のみなさま、私、千田勝治はこのたびの定期総会におきまして、新しく理事長に選任されました。これまで長年高田松原を守る会の“顔”として尽力された前理事長の後を引き継ぐことに、身が引き締まる思いです。
現在の髙田松原を守る会の前身は、平成15年に陸前高田ロータリークラブが「髙田松原を保存する会」として立ち上げた組織で、私は当初から会員として関わっており、平成18年に、より多くの市民が参画しやすい組織として「高田松原を守る会」に名称を変更し現在に至っているところでございます。
高田松原は1940年(昭和15年)に国から名勝に指定されました。現在全国で名勝に指定されている松原は6か所で、東北、北海道では高田松原のみであり、陸前高田市はもとより、国、岩手県にとっても貴重な財産となっております。
しかしながら、先の東日本大震災津波により、7万本あったといわれる松がすべて消滅してしまいました。それを受け、高田松原を守る会は米崎町の地竹沢公民館を会場に松原再生について何度も話し合いを重ね、岩手県や陸前高田市と協議を行いながら復興計画に参画し、最終的に4万本の松が植樹されました。そのうち、高田松原を守る会は1万本の植樹を担当し、残り3万本は県が業者に委託して植樹が完結したところであります。
高田松原を守る会はこれまで市民のみならず全国からのべ2万人を超えるボランティアを受け入れてまいりました。今後は松原の維持管理を進め、継続的に保存活動を進めてまいる所存です。
最後に、これまでご指導、ご支援をいただきました多くの皆さまに心から感謝申し上げますとともに、今後ともこれまで同様ご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げ、理事長就任の挨拶とさせていただきます。
特定非営利活動法人 高田松原を守る会 理事長 千田勝治
団体概要
- ■団体名
- 高田松原を守る会
- ■所在地
- 〒029-2206
- 岩手県陸前高田市米崎町字地竹沢62番
- ■電話番号
- 0192-22-7992
- ■理事長
- 千田 勝治
- ■副理事長
- 小山 芳弘
- ■理事
- 千葉 良悦 佐藤 貞夫 渡邊 雅史
- ■監事
- 金浜 千賀子 臼井 照江
- ■顧問
- 鈴木 善久
- ■設立
- 平成18年3月25日(NPO法人化は平成27年8月6日)
- ■活動内容
- 高田松原の環境の再生・保全に関する事業 高田松原の環境の再生・保全に関する普及啓発事業 その他この法人の目的を達成するために必要な事業
正会員・賛助会員様の会費振込先はこちら
- ■銀行名
- ゆうちょ銀行
- ■記号
- 18390
- ■口座番号
- 11720091
- ■名義
- 特定非営利活動法人 高田松原を守る会 (フリガナ) トクヒ)タカタマツバラヲマモルカイ
以下の方法で振り込む場合は振込み手数料はかかりません。 1)ゆうちょ銀行のキャッシュカードを持っている方が、ゆうちょ銀行のATMからカードで振り込む場合 2)高田松原を守る会から送付される専用の振込用紙を使用して、ゆうちょ銀行の窓口で振り込む場合
守る会のあゆみ
■2001年高田松原にマツノザイセンチュウの被害発生確認小学生の植樹スタート~平成15年まで
■2005年05月陸前高田ロータリークラブ「高田松原を守ろう」のパンフレット発行
■2005年06月陸前高田ロータリークラブ主催「高田松原を考える会」フォーラム開催
■2006年01月仮称「高田松原を守る会」の会員募集
■2006年02月仮称「高田松原を守る会」設立準備会
■2006年03月25日「高田松原を守る会」設立総会 会員数:48名
■2006年07月17日高田松原クリーンキャンペーン(海の日)陸前高田市観光協会連携活動
■2008年04月25日第一回高田松原を守る会定期総会開催(以後定期開催)
■2011年02月19日特別講演会「高田松原を守るために、今、何をすべきか」 小川眞客員教授
■2011年03月11日3.11東日本大震災に遭遇 吉田正耕会長他会員8名逝去 高田松原壊滅状態の中で、1本の松が残った■2011年04月18日高田松原の「奇跡の一本松」保護に関する活動について:陸前高田市から認可
■2011年10月30日高田松原海岸清掃 後片付けボランティア作業:被災者含め80名の参加
■2011年11月18日高田松原を守る会第6回運営委員会にて 世界に誇る高田松原再生への要望:東北地方整備局長・岩手県復興局長:陸前高田市長
■2011年12月08日2011年度「PRアワードグランプリ 特別賞」受賞 於地竹沢公民館
■2012年03月16~18日休耕田雑草除去作業
■2012年03月25日箱根山山麗で苗木畑づくり
■2012年06月06日国営防災メモリアル公園を高田松原への整備要請:内閣府、国土交通省、財務省、復興省
■2013年03月24日黒崎海岸の黒松種子の苗:京都府緑化センターから5,000本届く
■2013年04月28日京都府緑化センター・林木育種センター東北育種場の苗他松苗移植作業
■2013年05月16日気仙地区植樹祭及び高田松原を守る会活動講話(鈴木会長)
■2013年07月03日奇跡の一本松モニュメント完成式典
■2015年02月15日ブルー&グリーンプロジェクト・高田松原再生活動キックオフイベント
■2015年07月21日特定非営利活動法人「高田松原を守る会」として認定を受ける
■2017年02月3~9日第1回「わたしの高田松原」コンクール作品展開催
■2017年03月25日アイシン精機労働組合支援・軽ダンプトラック寄贈 登録
■2017年5月27日高田松原再生記念植樹会開催(岩手県、陸前高田市主催)
■2017年6月11日第1回高田松原再生植樹祭(守る会主催)を開催し、高田松原への本植栽開始
■2018年5月高田松原を守る会10周年記念誌を500部発刊し、全国の会員および市内外の公共機関等に配布
■2018年11月22日岩手県、陸前高田市とともに国土交通大臣から「手づくり郷土賞(一般部門)」に認定される
■2019年3月25日国道45号線沿いの歩道にクロマツを植える植樹会開催
クロマツの苗木を提供したことで、三陸国道事務所と大船渡土木センターから感謝状を贈呈される
■2019年6月8日、9日第13回「白砂青松再生の会」陸前高田大会開催
■2019年7月19日復興大臣から感謝状を贈呈される
■2020年10月4日電機連合様から自走式草刈機1台の寄贈を受ける
■2021年5月19日高田松原への本植栽が完了
■2021年11月3日岩手日報文化賞を受賞し贈呈式に出席
■2022年4月23日高田松原再生育樹祭の開催
■2022年2月12日東海社会文化賞を受賞し顕彰式に出席
■2023年4月8日高田松原へハマナス移植
■2023年6月4日鈴木理事長が緑化功労者として農林水産大臣から感謝状を贈呈される
■2024年1月27日(一財)ベターリビング様から「ブルー&グリーンプロジェクト 高田松原再生活動記念誌」の贈呈を受ける
■2024年2月3日高田松原でクズ除去作業開始
■2024年4月30日、5月1日高田松原へニッコウキスゲ移植
■2024年6月19日千田勝治が理事長に就任