画像提供:東海新報社

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お知らせ

お知らせ
2022/01/17

令和4年 年頭のご挨拶

 令和4年になりました。明けましておめでとうございます。高田松原を守る会にご支援を寄せていただいている皆様に敬意を表します。
 高田松原を守る会は平成18年3月、陸前高田市と高田松原を愛する市民ボランティアが一緒になって発足して以来、江戸時代の松植栽の先人の遺志を大切にし、国立公園や国の名勝などに指定されている白砂青松の高田松原を守り育てる活動を進めてきました。
 陸前高田市民にとって高田松原は、子どもの頃から遠足や潮干狩りや海水浴などで慣れ親しんだところで、潤いや安らぎ、様々な思い出を与えてくれたとても大切なところでした。
 その高田松原が、平成23年3月11日の東日本大震災によって奇跡の一本松を残して壊滅してしまいました。
 高田松原を守る会は陸前高田市の復興、陸前高田市の宝・名勝高田松原の再生を目指して平成23年11月から松苗畑をつくり、松苗育てを始めました。そして平成27年8月にはNPO法人としての登記を完了し、「特定非営利活動法人 高田松原を守る会」として活動を続けています。
 高田松原を守る会は岩手県や陸前高田市と連携し、支援してくださる多くの皆様のご協力を得て平成29年から新しい高田松原に松苗植樹を開始し、令和3年5月18日の高田松原再生植樹会をもって岩手県及び陸前高田市から認可されている10,000本の松苗植樹を完了させることができました。
 これまでの活動が評価され、昨年は岩手日報社主催の「第74回岩手日報文化賞」に選定され、11月3日に行われた贈呈式で表彰されました。さらに年初には地元紙を発行する東海新報社からも、内部団体である東海社会文化事業基金が主催する「第47回東海社会文化賞」の受賞者に推挙され、来る2月12日に行われる顕彰式で受賞することになりました。これまで当会の活動を支援してくださいました岩手県や陸前高田市、(一財)ベターリビング様、(一財)日本緑化センター様をはじめとする多くの企業や団体、学校、ボランティアの皆様に改めてお礼申し上げます。
 また、昨年は7月に高田松原海水浴場が再開し、12月には高田松原津波復興祈念公園が全面オープンするなど明るい話題がありました。今年は高田松原にこれまで以上に多くの人が訪れ、賑わいがうまれることを期待しています。
 東日本大震災前の白砂青松の高田松原の再生には約50年かかるといわれています。高田松原を守る会は今後も岩手県、陸前高田市と連携し、多くの支援の皆様と力を合わせて陸前高田市の復興、名勝高田松原の再生を目指して頑張りますので、引き続きご指導、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 皆様のご健勝、ご活躍をご祈念し、年頭の挨拶と致します。

                      特定非営利活動法人高田松原を守る会

                         理事長 鈴木善久

 

お陰様で1万本の植樹が完了しました(令和3年5月18日 最後の植樹祭の様子)

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